この街には『異常者』のみが住む◆キャラ名簿 - 肉叢・ウィデーレ=ティーフェ
【名前】肉叢(シシムラ)・ウィデーレ=ティーフェ【性別】男(のはず)【年齢】45よりは上。見た目は若い【種族】百目鬼…?(深淵の怪物とも言える。元人間) 【性格】常に誰かを見ている。どこからでもじぃっと。凄く不気味。自分のことを見ている人を必ず見返してくる。よくクスクスと柔らかく笑っている。一方何かあるとすぐにひひひと笑う。愉快らしいがその笑い方も不気味というか狂気を感じるというか。紳士的な趣味ではあるようで紅茶を飲むのが好きだったりその辺の話はできる。常に傍観者のようなスタンスを取っている。正常そうに見えて狂っていて、狂っているように見えてどこか正常、そんな人。どこか危うくて、ちゃんと掴めない。知ろうとすればするほど、雲を掴んでいるような気分になる様な。目を合わせるだけで不安に駆られ、不快になる人も多い。 【容姿】黄土色の瞳に赤茶色の髪。髪は少しだけ跳ねていて、目尻に皺が刻まれている。肌の色は黒っぽい、メラニズム。爪の色が真っ赤。黒に下が黄土色の燕尾服を着ている。燕尾服の後ろは切れ込みがあって矢の根四角型になっている。 手の甲に一つずつ口がある。それらは本来の口の話すこととは関係の無いことを話すが、その内容の多くは話の核心を突いたり、相手の言われたくないことを言っていたり、挑発や罵倒の言葉である。本人の意思ではないらしく、本人の知るはずのないことを言う事もある。常に腰に分厚い赤茶色の表紙の手帳を金色のチェーンで提げている。日記であり、前からは昔の、後ろからは今の彼の日記となっている。前の方にだけ「diary」と金文字で書いてある。…後ろからなら読んでもどういう人かわかるだけだ。しかし前から読んではいけない。一人の男の爪痕が見えてしまうから。人の狂う様は、見ていて巻き込まれかねないだろう?【能力】『深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』この能力を使うと真の姿に変身することができる。……真の姿とは何なのか、何をもって真の姿とするのか、という事も重要視されるがここでは論じない事にしよう。まだ怪物になりたくなければ。皮膚が真っ黒になり、体の内側も目と舌と歯以外の全てが黒くなる。そして体中に無数の目ができる。舌にもひとつ大きな目が出てくる。それらの目は閉じたり瞬きする事が出来る。色は様々な色。本来の色以外もある。反転目なども存在している。そして閉じている間は目としてはカウントされない。例えば手の平なら閉じていれば触っても手の平と同じである。しかし開いている時はぬるりとした粘膜の感覚がある。ものの触られている感覚はほぼ無い。痛みもほぼ無い。変身した彼の瞳をどこでもいい、凝視しすぎてはいけない。狂気に飲み込まれてしまうからだ。見るだけで何とは無しに何らかの不快感に強く駆られる。5ロルで思考が纏まらなくなる。7ロルで幻覚が見える。10ロルで幻覚が本物に思える。20ロルで戻れなくなる。目を擦る程度では駄目なのでしっかり目を逸らせば効果は無くなる。ついでに変身すると精神干渉系の能力は一切効かなくなる。黒い穴に手を入れると自分の手がそのうち見えなくなるのと同じ事。【能力2】『神は死んだ』手帳のチェーンが巨大化し黒い鎖となる。超常現象と呼ばれるもの全てを捉え、捕え、巻きついて粉砕することで破壊することの出来る鎖である。また、生物の体に対して使うと魂を直接攻撃する事ができる。攻撃されるとその場所には体を傷つけられた時の数倍の激痛を伴う様になる。ただし使えるのは『深淵を〜』を使っていて、かつ全ての目が開いている時だけである。また、自分のロルのみで7ロル使うと自分の体に巻きついてしまうため、それ以上は使えない。そりゃそうだ、神は死んだ、超常現象よりも大事なものは常なるもの。常ならぬ怪物は優先順位が低いのだ。そしてクールタイムは使った分のロル×2ロル分。そのクールタイム中もチェーンを鎖にすることは可能。ただしその場合の鎖には追尾能力のみがあるだけで、魂への攻撃なんできない。この時の鎖はチェーンと同じ金色。【備考】名前の由来は肉塊、古語+見る、ラテン語+淵、ドイツ語から。常に能力1を使わない理由としては「深淵は見られている時でないとそういう力は持てないから」らしい。要は特定の相手が居ないと使えない。効果はその相手以外にもあるが。 【過去】遠い昔は心理学者兼カウンセラーだった。しかし、人の狂気や非合理性、感情などの研究、追求をしていくうち、自身が異常に、怪物に変わっていたことに気付けなかった。そんな中詐欺、自宅への放火という悲運が重なり、心身ともに弱った彼は道半ばで狂気に染まってしまう。さて、そんな彼は最後に何を悟ったのか。実は日記にその一端が綴られていたりするので日記も危険物ではある。 【sv】「いひひあはは。怪物と戦うなら怪物になっちゃあいけないよ」「あーしは紅茶が飲みたいかなぁ」「あーしは怖がるお前さんたちを見ているだけ。だめかい?」[お前さん見てはいけないものを見てるだろう?](手の甲の口より)